引用元:https://www.instagram.com/p/BqyabCPlJf5/
皆さんこんにちは。
今回は僕の大好きなボディビルダー、ラファエル・ブランダオ選手(Rafael Brandão)の人生について詳しく書いていきます。
他にも著名なボディビルダーはたくさんいますが、僕の中で今一番好きな選手なので真っ先に書きたいと思いました。
Story of Buildersと題して、Olympiaに内定している選手を中心に、今後も様々なカテゴリーの選手たちを深堀していくつもりですのでお楽しみに!
目次
基本プロフィール
身長:約180cm(5.11ft)
体重:113kg(大会時)
国籍:ブラジル
生年月日:1993年6月24日(現在29歳)
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生まれ~結婚まで
ラファエル坊やは1993年6月24日、ブラジルのガルサという人口約4万5千人の小さな町で生まれます。
幼いころから活発で、サッカーをはじめ、バレー、バスケットボールなど様々なスポーツを経験しました。
しかし、どれも続かず、中途半端になっていました。
そんな時、14歳のラファエル少年は友人から誘われジムへ。
その時こそが彼の人生のターニングポイントでした。
これまでやってきたチームで闘うスポーツと違い、己との闘いであるウェイトリフティングに惹かれ、あっという間に筋トレの虜になりました。
彼は言います。
「俺は14歳から1か月以上、トレーニングを休んだことはないよ。
なんなら、筋トレへの愛はますます大きくなっている。」
やればやるほど自身の体が変わっていくことが楽しくなり、夢中になっていました。
夢中になりすぎて、怪我をしてしまうのはトレーニーあるあるですが、驚くべきことに彼は15年間
1度も大きな怪我をしたことがないそうです。
ひたすらトレーニングに打ち込んでいたラファエル青年がボディビルを意識するようになったのは18歳の時でした。
ブラジル出身のIFBBメンズフィジークプロ、フェリぺ・フランコ(Felipe Franco)に憧れ、自身も大会に出たいと思うようになります。
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コーチの元へ行き、彼はこう伝えます。
ラファエル「俺もメンズフィジーカーとしてあんな風に活躍したいです!」
コーチ「いや、君の脚めっちゃ発達してるからフィジーカーじゃなくてボディビルダーね」
ラファエル「….。」
こうして彼のボディビル人生はスタートしました。
フィジーカーになれず少し落ち込んだラファエルでしたが、コーチの目は間違っていませんでした。ボディビルダーになって間もなく、彼は国内のジュニア大会で見事に優勝し、華々しいデビューを飾ります。
そんな1人でボディビルに打ち込むラファエル選手に運命の出会いがあります。
現妻カレン・ブランダオ(Karen Ranocchia Brandão)さんとの出会いです。
彼女もIFBBに所属する選手で、WELLNESSというカテゴリーの一人目のプロだそうです。(ラファエルによると)
2人は若くして結婚することを決断します。(当時ラファエル22歳、カレン25歳)
当時を振り返って、彼はこう言います。
「いつの日かオリンピアへ行くことが俺の夢だった。その夢を叶えるためには、自分の周りに信頼できる人、自分のことを信じてくれる人がいてほしかったんだ。」
かっこよすぎるぜ、、、。
こうして二人は結婚を機に、サンパウロ州へ移住し、生活を新たにします。
今でも2人は仲睦まじく、2人でオリンピアへ行くことを目標に高めあっています。
写真を見てもらえば分かりますが、2人とも顔の雰囲気がどことなく似ていて、とてもお似合いの夫婦ですよね!
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IFBBプロとしての活躍
2016年彼はアマチュア大会で優勝し、見事にIFBBプロカードを獲得し、プロとしてのキャリアをスタートさせます。
そして2017年のサンマリノプロで初戦を迎え、26名中8位とデビュー戦としては上々の結果を残しました。
ちなみにその大会の1位がセドリック・マクミラン、2位がハディ・チョーパン、3位がブランドン・カリーというツワモノ揃いでした。
その後も大会に出続けますが、2位~7位といいところまでは行くものの、なかなか優勝をつかむことができず、もどかしさを抱えていました。
しかし、2021年ついにその時が来ます。
ルーマニアプロでコンディションをバッチリ合わせ、見事に優勝を果たし、2022年のオリンピアへの切符を手にしたのです。
勝利後のインタビューでは、大会前に亡くなったショーン・ローデンとゴールドジムで会った際に無償でポージングを30分も見てくれた、という何ともショーンらしいエピソードを話していました。
フリーポーズでもショーン・ローデンをリスペクトした表現が組み込まれ、観衆の心を大きく動かしました。
また、自身の求めるただ大きいだけでなく、美しさを求めるボディビル道について熱く語り、観衆から喝采を受けました。
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その後もラファエルの快進撃は止まらず、2022年4月末に行われたアーノルドクラシック・サウスアメリカでも優勝し、故郷へ錦を飾ることができました。
しかし、既にオリンピアへの切符を持っているのにもかかわらず、なぜ大会に出たのか?
彼はこう答えます。
「俺の唯一無二の母国であり、スポンサーや家族、友人などいつも俺にクレイジーなまでのエネルギーを与えてくれる全てのサポーターたちに感謝の気持ちを伝えるためさ。」
この記事を執筆するにあたり、いろんなインタビューを見てきましたが、彼のサポーターに対する感謝の気持ちは嘘偽りのない本物の気持ちだと伝わってきました。
実は2019年にも彼は同大会に出場していますが、惜しくも準優勝でした。
その際、主催者であるアーノルド・シュワルツェネッガーは大会後、ラファエルにこう伝えたそうです。
「今までいろんな地域で大会を開催してきたが、こんなに熱狂的な観衆を見たことがない」
2019年の惜敗を受け、サポーターたちはラファエルと同じくらい悔しい思いをしたに違いありません。
だからこそ、今大会での優勝はラファエルにとっても、サポーターにとっても特別な意味があったのかもしれませんね。
フレックス・ルイスとの出会い
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現在、アメリカを拠点に活動するラファエル。
アメリカではフレックス・ルイスがオーナーのDragon’s Lair Gymをメインにトレーニングをしています。
フレックス・ルイスと言えば、212で7連覇という偉業を成し遂げた伝説的ボディビルダーです。
残念ながら、今年引退を表し、第一線からは退きました。
そんなフレックス・ルイスとラファエルにはどんな関係があるのでしょうか?
2人の出会いはひょんなことから始まります。
時は2018年のトロントプロ。
ラファエルは選手としてオープンカテゴリーに出場していました。
フレックスは212にはエントリーしていなかったものの、会場にいました。
そこでラファエルの美しいプロポーションに感動し、フレックスは自身のインスタグラムのストーリーに“FUTURE”という言葉を添えて、ラファエルのモストマスキュラーを投稿します。
元々フレックスの大ファンだったラファエルは歓喜し、妻カレンにハイテンションでその話を自慢します。
そんな舞い上がっているラファエルに、なんとフレックスから合同トレーニングの誘いが来ます!
もちろん了承したラファエルでしたが、フレックスからすると、どうせ口約束だから実現しないだろうと思っていました。
後日、その予想とは裏腹にブラジルからアメリカに来たラファエル。
フレックス「おお、本当に来るとは思っていなかったわw」
ラファエル「ブラジルから遥々やってまいりました!」
フレックス「ありがとう!ちなみにどれくらいの期間いる予定?」
ラファエル「どれくらいっていうか、アメリカに引っ越してきました!」
フレックス「えっ、、、?」
ラファエル「えっ、、、?」
こうして2人はアメリカで一緒にトレーニングする仲になりましたとさ。
今ではフレックスとドミニック・カードン(Dominick Cardone)の2人と頻繁にトレーニングしているようです。
今となってはラファエルにとってフレックスは兄弟のような存在だと言います。
「ボディビルに関することだけでなく、人生への考え方、父親としてのあり方、ビジネスのことなど、近くにいると様々なことが勉強になる。」
他の部位と比べると、背中が少し弱いラファエルですが、元王者であるフレックスとトレーニングすることで、強化されつつあるようです。
ラファエルによると、セット中はフレックスが10repなら、ラファエルは12rep、またそれに対抗してフレックスが14rep、ラファエルが16repというように、競い合ってトレーニングを楽しんでいるそうです。
このままフレックスと良好な関係を継続して、成長していってほしいですね!
しかし、ラファエルはあまり急いでバルクアップをしたくないと言います。
「急激に筋肉量を増やそうとすると、強みであるプロポーションが崩れてしまう恐れがある。だから、1年で3~4ポンド程度を増加させるイメージでトレーニングや食事には取り組んでいる。
当面の目標は265ポンドで仕上げることかな(現在の仕上がり体重約250ポンド)」
まだ29歳と若いことから、本人はそこまで焦っていない様子です。
少しずつキャリアを重ねて、数年後には同世代のニック・ウォーカーやハンター・ラブラダとボディビル界を盛り上げていってほしいですね!
プチ情報
終わりに
以上がラファエル選手の基本情報になります。いかがでしたか?
美しいプロポーションを持つラファエル選手ですが、バルク重視の現世代に一石投じてくれる存在になってほしいですね。
エステティックでシンメトリーな彼の唯一無二の体を維持したまま成長できれば、上位に食い込めるポテンシャルがかなりあると思います。
いちファンとしては今年のオリンピアで上位10位には入ってほしいところです、、、!
今後もこのような形で、様々な選手についての記事を書いていく予定ですのでお楽しみに!!
引用元:https://fitnessvolt.com/rafael-brandao-profile/
Straight Outta The Lair Q&A - Rafael BrandãoFor the very first installment of this series, we sit down and ask Rafael Brandão a few questions about being in the US, discovering himself in bodybuilding,...